東北旅行2025年11月
11月の 3 連休を利用して東北旅行に出かけてきました。
「びゅーーん」を使って大きく移動して「東日本のんびりパス」でゆっくり地方を楽しもうという目論見です。
びゅーーん(https://dokokani-eki-net.com/)
東日本のんびりパス(https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2959)
まずびゅーーんは日付と時間を指定して抽選を行います。
本当は3連休の初日の早い時間で出発して最終日の遅い時間で戻ってくるのがベストなんですが、最終日の遅い時間を指定すると「検索結果無し」となってしまいます。
そもそも空きのある電車が無い、ということですね。
最終日の早い時間にすると検索結果が出てくるので、それで抽選を行いました。
ちなみに出発を遅くして戻りも遅くして試してみましたが、それでは「検索結果無し」でした。
出てきた候補は「佐久平」「角館」「越後湯沢」「新青森」でした。
…うーん、順当にいけば佐久平か越後湯沢だろうなー。
Black Tide Brewingの気仙沼の新しいタップルームにお邪魔したいので
越後湯沢→新潟→(磐越西線)→郡山→(東北本線)→…
佐久平:高崎で途中下車→(両毛線)→小山→(東北本線)→…
っていうか佐久平だったら一切使わない方が良いのではないか、というレベル…。
いっそ宇宙ブルーイングさんにお邪魔するに変更するか…
なんて考えていたら「角館」に決まりました、というメールが。
ルート検討
ほー…角館、角館ですか。
一度お邪魔したことはありますが、駅の前にはあまりお店やホテルが無かった気が…。
戻りの新幹線は 8:56 出発…
二日目は角館周辺に宿泊する必要がありますな。
盛岡~角館間を捨てる、という選択肢もありますな。
とりあえず何も考えずにやりたいルートを考えると
角館→秋田→(リゾートしらかみ)→青森(Be Easy Brewing)→八戸→(新幹線)→盛岡→気仙沼(Black Tide Brewing)→(大船渡線・北上線)→横手→角館
みたいな感じ?
具体的に当てはめると角館→秋田の部分で、角館→大曲の部分をワープするとリゾートしらかみに繋がることが判明。
まーしゃーないね、田沢湖線、在来線は本数少ないから。
青森での滞在時間次第だけど八戸あたりで一日を終えそうだなー。
なーんて思いながら「東日本のんびり旅パス」の説明文をよくよく読んでみると
「青い森鉄道線(青森~八戸間)については、JR線から鉄道会社線を経由して当日中にJR線へ乗り継ぐ場合に限りご利用いただけます。
※途中下車可能駅以外の駅で下車した場合(区間内での下車、区間を越えた乗車等)は、別に全乗車区間の運賃が必要です。
※青森駅・野辺地駅・八戸駅に限り途中下車可能」
という一文が。
…ふーん、青い森鉄道分の運賃浮かせるためには「当日中に乗り継げ」と。
幸い新幹線への接続はできるので「当日中にJR線へ乗り継ぐ」ことができるなー。
そうなると、一日目の宿泊地は盛岡か。
朝早い電車だけど釜石までノンストップで行けて、気仙沼に昼頃に到着できるなー。
いいタイミングで飲んだくれることができるわい。
大船渡線で一ノ関まで戻って北上線でつなげば無駄なく横手まで出られる。
うん、なかなか良いのではないですか?
ホテルの様子だけ確認すると…二日目は角館に宿泊するより大曲の方が良さそうです。
…また大曲~角館間でワープする必要がありますが…。
うん、大まかには決まりましたな。
リゾートしらかみも予約ができたし、完璧です。
具体的なルートは以下の通り。
角館→(新幹線)→大曲→(奥羽本線)→秋田→(リゾートしらかみ)→青森→(青い森鉄道)→八戸→(新幹線)→盛岡(宿泊)→(東北本線・釜石線)→釜石→(三陸鉄道)→盛→(BRT)→気仙沼→(大船渡線)→一ノ関→(東北本線)→北上→(北上線)→横手→(奥羽本線)→大曲(宿泊)→(新幹線)→角館
うん、まとまった。
1日目
予定通り秋田までたどり着き、5 時間以上のリゾートしらかみ乗車前に晩御飯を確保、そしてやってきました、リゾートしらかみ!


青池編成でした。
快速列車なので 18 きっぷでも東日本のんびり旅パスでも利用できてしまうのです。
席もかなりゆったりしており、リクライニングを全力で倒しても大丈夫です。
欲を言えば各席に電源があるとありがたいのですけどね。
14 時出発で青森着が 19 時すぎですからね。
ちゃんと晩御飯を確保しておく必要があるのですよ。
ちょうど夕焼けも撮影できました。

日本海らしい荒々しい海と夕焼けがたまらんですな。
そんなことを考えながら、ふと、東日本のんびり旅パスの「乗り継ぎ」とは、ということが気になり始めました。
今回のルートでは八戸駅で青い森鉄道からJR線である「新幹線」に乗り継ぐので、東日本のんびり旅パスのルールに則っているでしょう、と思っていましたが、新幹線は「東日本のんびり旅パス」を使用しないので、これは「乗り継いだ」ことになるのか?と。
もう一度ちゃんとルールを見てみましょう。
「青い森鉄道線(青森~八戸間)については、JR線から鉄道会社線を経由して当日中にJR線へ乗り継ぐ場合に限りご利用いただけます。
※途中下車可能駅以外の駅で下車した場合(区間内での下車、区間を越えた乗車等)は、別に全乗車区間の運賃が必要です。
※青森駅・野辺地駅・八戸駅に限り途中下車可能」
…うーん、よくわからん。
ググってみるか…。
…どうやら旗色が悪そうだ。
やはり「東日本のんびり旅パス」を使用して乗り継ぐ必要があるっぽく、新幹線は乗り継ぎとして認められないっぽいぞ。
ということはルート変更か。
青森で降りるのは同じとして、その後新青森に戻って新幹線で盛岡に移動か。
弘前で Be Easyさんを訪ねても良いのですが、AomoriBrewPubさんで席とフードを予約してしまっているからなー…。
…意外と高くついたな。
ということで、青森についてAomoriBrewPubさんにお邪魔しました。
本来のルートでは 40 分くらいの滞在予定でしたが、ルート変更で 30 分 or 90 分という究極の選択に。
30 分だと 1 本早い新幹線で盛岡に到着できるんですよね。
…なんとベアレンさんの営業時間にも間に合ってしまう…!
寄りませんけど。
ということで、AomoriBrewPubさんを 30 分で切り上げ、予定より早く盛岡に到着しました。
2日目
せっかく早くチェックインできたので、朝もちゃんと起き 6 時の電車に間に合いました。
釜石まで着いて少し時間があったので駅蕎麦でラーメンを頂きました。
で、そこから乗った三陸鉄道にちょっと珍しいものが…。

…自販機は初めましてですね。
特急とかなら見たことありますけど、在来線の電車に自販機が乗ってるのは多分初めて見ました。
面白いなー、使わなかったけど。
盛まで乗った後、BRTに乗り換えです。
大船渡線BRTは USB 電源があり、充電しながらの移動が出来ました。
気仙沼まで移動し、BTBさんを訪問しました。

こちらはまだ記事にしていないので、後日書きます。
こちらで一時間ほどビールを楽しんだ後、向かいの魚屋さんでお昼ご飯を購入して気仙沼駅まで向かいました。


海鮮丼と海鮮たっぷりの味付けご飯ですね。
どちらもとても美味しかったです。
特に味付けご飯の貝類がとてもいい味してました。
もちろん海鮮丼のお魚も美味しかったっす。
お腹いっぱいの状態で順調に宿泊地の大曲までたどり着くことができました。
スーパーで晩御飯とお酒のお供を購入しホテルに着きましたが、ドアが開かない?
まだ 18 時なんだけど?
と思ったらドアに「熊出没のためドアは手動になっています」と張り紙が。
…マジか。
駅から 5 分くらいのホテルなんですけど、マジですか。
ホテルに着くまでに人通りの多い道だったので油断してたけど、マジですか。
とりあえず合わずに済んだ幸運?を喜びつつチェックインして晩御飯とグラウラーでテイクアウトしたビールを楽しみました。
3日目
ホテルの朝食をいただいて、新幹線に乗るべく駅に向かっていると…なんか音がするな?
注意深く先を見てみると、50 m くらい先のごみ集積所っぽいところに黒い物体が…。
…マジですか…?
とりあえずルートを変えて注意しながら駅に向かうことに。
というか、本当に居るのね。
熊鈴つけてて、それに気づいて遠くに熊が行ったとしても駅方向に行くことになるし。
…秋田県は大変なのね。
で、大曲駅まで何とかたどり着き、新幹線に乗って角館駅まで移動しました。
…角館って武家屋敷があって有名なんだけど、角館にも熊、いるよなー。
でも武家屋敷の紅葉画像は収めておきたいし、でも命は大事だし…。


結局行っとるやないかい、という話です。
注意しながら大きい道を選んで行けば大丈夫なはず、というスタンスで移動しました。
朝早かったので扉は開いていないですが、黒い塀とその奥の紅葉のコントラストが素敵でした。
無事新幹線にも間に合い、秋田も堪能することができました。
総評
「びゅーーん」でお金を浮かせて大きく移動し「東日本のんびり旅パス」で周囲を楽しむ、という作戦でしたが、Kがアホなので広範囲の旅になり、新幹線ワープも三陸鉄道も使ってしまうので、結局高くつきました。
とはいえ、Be Easy さんのビールと BTB さんのビールを楽しめたので大満足です。
今回わかったこととしては「三連休のびゅーーんは使い勝手が悪い」ということです。
やはり早い時間で出発し、遅い時間で戻ってくる、が基本になるわけで朝 9 時の新幹線で戻るのは効率悪いんですよ。
今度から三連休のびゅーーんはちょっと考えて使うようにします。

